体質改善について

体質から改善する

わんちゃん、ねこちゃんが不調の際、必ずそこには原因があります。
その根本原因を探り、減らし、身体の処理能力の範囲内にしてしまえば、症状が出続ける理由はなくなります。皇子山動物病院では、その原因に対して、普段摂取している食事の栄養の観点から体質改善をご提案しています。
こちらも地道に継続することが必要で、すぐに結果が出るものではありません。そのため、長期戦略の一つとしてお勧めするケースが増えております。
特に必須脂肪酸製剤は、かなり効能が優れたもので、高齢の関節疾患の症例に使用してもらうケースが増えてきています。

食事療法

アレルギー性皮膚炎・慢性腸疾患・泌尿器疾患・循環器疾患・腫瘍疾患によって、 与えるべき食事・与えない方がよい食事があります。特に耳の汚れ・涙やけを含めアレルギー性疾患は日常的によく診察しますが、 新規タンパク食・グルテンフリーフード・単一タンパクフード・加水分解フードなどを症状に合わせて使い分けています。また、どうしても主食とは別に副食としておやつを与えたい場合には、添加物を加えず、フードドライヤーで手作りしたシンプルなものを用意しております。

腸活

人を含め動物の小腸の粘膜の下には、体全体の70%のリンパ節が集中しているといわれています。動物の体質特性、病気や使用する薬によっては、腸内フローラが変化(悪化)し、その結果免疫力が低下しアレルギー疾患、慢性腸疾患に陥ることがあります。 すぐに結果が伴うことではありませんが地道にサプリメントなどで腸内有益菌、消化酵素をとる努力を続けることも体質改善にとって重要となってきます。また、普段給与する食事もグルテンフリーフード、グレインフリーフードなど、腸粘膜を荒らさないものを選択していただくことをお勧めしています。

※ 病気の治療のため療養食を選択するケースは除きます。

抗酸化物質

必須脂肪酸・ビタミンCが体の酸化を防ぐといわれています。 サプリメントや食材から採っていただく方法などを提案しています。 酸化は金属が酸素にふれていく中でさびることと同じ現象で体の中でも同じ現象が起こっており、 三大疾患が増えている原因のひとつと考えられます。

水素水

生きているなかでできる活性酸素を水素水が減らしてくれる効果があるといわれており、 人の医療でも様々な病気の分野で治療の補助として使われています。 活性酸素は糖尿病・アトピー性皮膚炎・がん・腎臓病の進行をすすめるといわれ、 体内でできあがる量には年齢や生活環境・食事・ストレスなど様々な要因が関係しているといわれています。 水素水は飲料として摂取する方法と、入浴して皮膚から吸収する方法があります。ご要望に応じてご準備しております。