健康診断・各種予防

健康診断について

近年動物も人と同様に健康診断をうけることにより未病の状態や病気の早期で発見され健康寿命が延びてきています。
ペットに定期的な健康診断が重要とかんがえます。
少しでも長く一緒に暮らすために病気の早期発見のために健康診断をおすすめします。

ペットの平均寿命は年々延びています

  • わんちゃんの平均寿命
    14.44
  • ねこちゃんの平均寿命
    15.03

昔に比べて室内で暮らせるようになったことと予防医療が発展してきたことが、平均寿命が延びてきた要因として大きいと考えられます。それでも人間と同じで、長寿になっても病気にはかかってしまうものです。
健康診断で腫瘍が早期に発見され、手術したり、心臓疾患が発見され、早めに投薬治療できたことでペットと少しでも長く一緒に暮らすことにつながります。
もちろん何もないのが一番ですが、定期的な健康診断をすることで早めに病気を防いだり、治療ができますので手遅れになってからとならないように診断をおすすめします。
当院では、簡単な触診の他、血液生化学検査及び外部依頼の特殊な血液検査まで行っています。
その他にも、超音波検査・レントゲン検査を組み合わせての診断も行っており、出来るだけ早期に体の異常を見つけられるよう、様々な検査方法をご用意しております。

当院で可能な検査内容

主に下記のような検査を行っております。
お悩みやご要望に合わせて、それぞれに合った検査を行いますので、まずはご相談ください。

  • 検査血液
  • 血圧測定
  • レントゲン検査
  • 尿検査
  • 心電図検査
  • 超音波検査
  • 糞便検査
  • 心音図検査
  • 歯科・眼科検査など

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各種予防について

ワクチン開発には時間と費用が掛かりますから、ワクチンが存在する疾患は、動物の生命に対するリスクや、感染などによって社会に与えるリスクが高いことを意味しています。そのため、重症化を抑えることや命を守ることに役立ちます。また、動物たちがかかる疾患の中には人間に感染するものもあります。狂犬病はその代表的なもので、世界各地ではいまだに狂犬病で命を落とす人が少なくありません。日本ではワクチン接種が徹底したことで現在発症例は見られませんが、海外から入ってくるリスクを考えて、ワクチンの義務化は続いています。つまりワクチンは動物個体を守りつつ、人間や社会を守る機能を持っているのです。

ノミ・ダニの予防

ノミやマダニは、皮膚のかゆみや赤みの原因となりますし、吸血による貧血やアレルギー性皮膚炎の要因にもなります。さらに、人間にもかゆみやアレルギーなどの被害を及ぼすリスクを持っています。ノミやダニは冬には少ないイメージがあると思いますが、人間が暮らす室内環境では年間を通して繁殖可能です。そのため、ペットのノミ・ダニ予防は通年で行いましょう。

主に見られる症状

  • 発疹
  • 痒み
  • 赤い斑点
  • 脱毛
  • アレルギー性皮膚炎
  • 貧血(血球原虫の感染による)

予防方法

当院では錠剤タイプ・スポットタイプを扱っています。月に1回の予防をお勧めします。人にも皮膚炎や血液の感染症をひきおこす事があるので、生活の場所や散歩コースによって年間の投与をお勧めします。
ノミダニの駆除予防強化しているのは4月から10月の気温13度以上の期間です。

フィラリア症の予防

フィラリア症は、蚊に吸血された際に体内に侵入したフィラリア病原虫によって起こります。体内に侵入する際は非常に小さいですが、体内で数ヶ月かかって成長しますし、肺や心臓近辺の血管に寄生されると重篤な疾患を起こすことがあります。重い症状としては、激しい咳や呼吸困難、血尿や腹水が見られ体重が減少するなどしますし、生命の危険もあります。
わんちゃんのフィラリア症の治療は難しく、長期にわたって薬を服用しなければなりませんし、駆虫薬や手術も必要です。ねこちゃんの場合、わんちゃんより発症例は少ないですが検査をしても診断が難しく、突然死もあるなどリスキーな疾患です。とはいえ、予防薬を使えばリスクは大きく低減できますから、ぜひ毎年予防を行ってください。

主に見られる症状

  • 元気がなくなる
  • お腹が膨れる
  • 食欲が低下する
  • 呼吸が苦しそうになる
  • 咳がでる
  • 重症では血尿やショック など

予防方法

蚊が出始める時期(5月頃)から毎月1回、予防薬を投与します。蚊を見なくなっても、その翌月(11~12月頃)までしっかり予防してあげて下さい。※予防薬投与の前に、年に1回血液検査が必要です。当院では錠剤タイプ・チュアブルタイプ・スポットタイプを扱っています。一緒に内部寄生虫(回虫・鉤虫等)の駆虫もできます。また、1年に1回注射するタイプ、一錠でフィラリア予防とノミマダニの駆除を同時に行える薬も導入しましたので、詳しくは当院までお問い合わせください。

当院で行っている予防接種

狂犬病予防接種

狂犬病は名称からわんちゃんの疾患と思われがちですが、人間にも感染しますし、発症すると死亡率がほぼ100%という恐ろしい特徴を持っています。日本では、ワクチン接種を義務化する法律が作られ、実施が徹底されたことで1957年以降発症は報告されていません。
しかし世界では、いまだに狂犬病で亡くなる人が多数存在します。
そのため、近年のグローバル化を考えれば、日本でもまた狂犬病が発生する可能性は否定できません。生後91日以上のわんちゃんの飼い主様には飼っているわんちゃんのワクチン接種義務があり、果たさない場合は罰則もあります。これを踏まえて、ぜひ毎年ワクチン接種を実施しましょう。

当院での接種について

当院では、4月から6月を強化月間として接種を呼びかけさせて頂いておりますが、以降も翌年2月28日まで接種して頂く事が可能です。

犬混合ワクチン

混合ワクチンは狂犬病ワクチンのように接種義務はありません。しかし、「混合」という名称の通り、複数の疾患を予防できる効果がありますから、当院では接種を推奨しています。何種類の疾患に対応するかで摂取するワクチンが異なるので、「よくわからない」と思う方はお気軽にご相談ください。
当院では2、5、6、10種を扱っており動物の年齢、飼育環境、体調などによってオーナー様と相談して接種しています。

予防できる病気

  • 犬ジステンパー
  • 犬パルボウイルス感染症
  • 犬伝染性肝炎
  • 犬パラインフルエンザ感染症
  • 犬コロナウイルス感染症
  • 犬アデノウイルス2型感染症
  • 犬レプトスピラ病(10種ワクチン)

料金

初診料(カルテ作成費含む場合)
1,320円(税込)
初診料(1つの病気の初回)
1,100円(税込)
再診料
900円(税込)

猫混合ワクチン

当院では3種と4種ワクチンを扱っております。また白血病の単体になったワクチンをご用意しており、必要なワクチンのみを接種することも可能ですので、ご相談下さい。
ワクチンの接種は年に1回の接種をお勧めします。外に行かないねこちゃんにも感染することはありますので、室内飼いの子にも接種をお勧めします。

※ ワクチンの種類や接種時期など、詳しい事は当院までお問い合わせください。

予防できる病気

  • ネコウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血球

料金

3種ワクチン
4,950円(税込)
4、5種ワクチン
5,380円(税込)